【すぐ辞めた】5日間でベンチャー企業を退職したエンジニアの話

エンジニア・IT

どうも!なしざわです!

今回はとある自社開発ベンチャー企業をたった5日間で退職することになった件についてまとめています。

私は官公庁→ソフトウェア会社(1年)→自社開発ベンチャーという流れで転職をしました。

内定をもらった時には年収もアップし、今後できるであろう業務内容への期待もあり、納得のいく転職活動でした。

しかし!結果としては大失敗してしまい、5日間という最短で退職をします。(試用期間中での退職です。)

なぜ、5日間というアルバイトでも辞めないような期間での退職となったのか?

結論として、エンジニアではなく、営業・マーケティング業務を担当することになってしまったからです。

ベンチャー入社から私の身に起きた「予想外の出来事」を紹介していきたいと思います。

※ベンチャー企業への転職を勧めないわけではありません。しかし、ベンチャーと言ってもピンキリなので、しっかりと見極めて下さい

ちなみに現在は社内SEとして勤務しています。
心境や転職観への変化もあり、ベンチャー企業とは正反対の大企業(東証一部上場のメーカー)に転職しました。

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入社日当日、まさかの「営業・マーケティングをやってほしい」

入社日当日です。私服の会社でしたが、初日ということもあってスーツを着て出社しました。

はじめまして!なしざわです。
どうぞよろしくお願いいたします。

人事担当
人事担当

役員兼人事を担当しております。
早速ですが、なしざわ君の入社手続きをしましょう。

この役員兼人事の方はとても人柄の良い方でした。会議室で入社手続きを進めます。
ベンチャー企業らしく、面倒な手書きの書類もほとんどなく、ノートパソコンにどんどん打ち込んでいきます。
「さすがベンチャー!スピード感最高!」
こんな風に思っていました。

そしていよいよ...予想外の出来事が

入社手続きは順調に進んでいきました。
そして、自分の所属予定だった部署の話になります。

人事担当
人事担当

なしざわ君に1つ話しておかないといけないことがあるんだけど、所属予定だった○○事業部のプロジェクトは凍結させることになったから。

えっ!?

そうなんですか?(初めて聞いたけど...)

人事担当
人事担当

そこで、別の○○事業部で営業・マーケティング業務を担当してもらいたいんだよね。
なしざわ君はWordPressとかgoogleアナリティクスって分かる?

(ブログやっていることは言ってないけど)
少し扱ったことがあるので、最低限でよければ分かります。

人事担当
人事担当

なら良かった!もともとWebシステムやってたならすぐに活躍できると思うよ!
他にも新規顧客の開拓とか、SEO対策とかもあるね。あとは、記事を書いてくれるライターさんの管理とかかな。
詳しいことは事業の担当者に聞いてね!

あっ、承知しました...
(ん?システム開発じゃなくなるってこと?)

そんな流れでなぜか入社初日に部署移動という不思議なことが起きます。
所属予定だった部署のプロジェクトが凍結した理由は割愛しますが、致し方ない理由で役員兼人事の方の話は納得できるものでした。

別の部署へ挨拶に

そこで急遽所属することになった部署へ挨拶にいきます。

はじめまして!
本日入社したなしざわと申します。

事業担当者
事業担当者

うん。職種は?

システムエンジニア、プログラマです。

事業担当者
事業担当者

えっ?聞いてないよ。
営業さんがくるって聞いてたけど

先ほど役員の方からこの部署で営業・マーケティング業務を担当するように言われました。
採用としてはエンジニアだったのですが。

事業担当者
事業担当者

ああ、そういうことね。

このやり取りでようやく「自分はシステム開発ではなく、営業・マーケティング業務を担当する」ということについて自覚しました。

その後は、PCの準備、Gsuiteへのアカウント登録、WordPressを管理するためのアカウント登録をして入社初日は終わります。
与えられたPCはメモリ6GBという低スペックのPCでした。笑

さすがにメモリが少なすぎたので、そのことを伝えると、「使ってないPCのメモリと入れ替えていいよ」と言われたので交換しました。

その他でちょっと驚いたことは、同僚への自己紹介もなかったことですね...その日の昼休みに1人ずつ挨拶して回りました。
ベンチャーではこれが普通なんですかね?(さすがにそんなことはないと思いますけど。笑)

また、私を採用して頂いた事業部長にも挨拶しました。
しかし、採用時と違い全く元気がなく、素っ気ない感じだったので「何かあったのかな」と気になりました。
※盛大なフラグです...

入社2日目...またしても予想外の出来事が

もやもやを抱えたまま入社2日目を迎えます。
この日は11時から会議がありました。初めて社長、役員の方々全員に挨拶をしました。

そして、議題の話が始まると思っていたら...

社長
社長

突然ですが、○○事業部長(採用して下さった方)は本日付けで退職することになりました。

(なんですと!?一体どうなってるの?)

驚きのあまりその後の会議の内容が全く頭に入ってきません。笑
「一緒にプロジェクトを推進しよう」と言って採用して下さった方が、入社2日目にして強行的に即日退職してしまっています...

この辺りから真剣に「試用期間中での退職」を考えはじめます。

退職を決断する、できれば雇用保険加入前に

その後、2日間ほど悩みながら業務をこなしました。

「給料も悪くないし、同僚や上司も悪くないし、もう営業・マーケティング職でもいいのかもな」
こんな風に営業・マーケティングを続けるという選択肢も考慮しました。

しかし、最終的には
「システム開発領域でのキャリアを途絶えさせたくない」
「年齢的にも営業・マーケティングをこなしていたら二度と開発領域には戻ってこれないだろう」

と考え、試用期間中での退職を決断します。

直近に転職活動をした経験として、コロナ禍であっても「内定を獲得することは出来るだろう」という見込みもありました。

出来れば、職務経歴書の関係で「雇用保険加入前」に退職したかったのですが、「3日以上」勤務していたため、雇用保険には加入済みとなってしまいました。

その後、「5日間で退職」というヤバい職務経歴とともに転職活動を行いましたが、それほど影響はなかったように感じます。
※もちろん、面接では絶対に退職理由は聞かれますが、きちんと説明できれば問題ありませんでした。(むしろ、話のネタになった笑)

すごいぞ!ベンチャー!退職はスピーディー!

「退職したい」という旨を上長に伝えると、簡単に理由を聞かれる程度で即日で退職することになりました。

大変申し訳ございません。
こちらが退職届です。よろしくお願いいたします。

社長
社長

全然気にしなくていいよ。
こっちも申し訳なかったね。
うちの会社は合う、合わないがはっきりするからね。
新しいところで頑張ってね。

こんな流れで私の「ベンチャー企業5日間生活」は幕を閉じます。
それと同時に「27歳無職」という肩書を得ることが出来ました。笑

その後は、すぐに転職活動をすることになります。
この転職活動では紆余曲折を経て、最終的に社内SEとして就職することになります。

今度はベンチャーではなく、大企業を選びました。(年齢、転職回数、コロナ禍という状況からベンチャーやスタートアップは避けました。)

この時期の転職については、個別の記事にまとめていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

「こんな失敗した人もいるよ!」程度に参考になれば嬉しいです。

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