どんな試験と面接?未経験からIT企業へ │ 適性試験とスキル

エンジニア・IT

この記事では、IT企業の中でもSIerやソフトウェア開発企業への転職をする際に受けることが多い適性試験について取り上げています。
 
また、実務未経験者が面接で実際に聞かれたITに関する知識とスキルについても紹介します。

「実務未経験からSIer・ソフトウェア会社に転職したい」
「転職での適性試験ってどんな内容だったのか?」
「独学で身につけたスキルと知識で面接は大丈夫なの?」

こんな疑問を持っている方の参考になればうれしいです!

私は独学で勉強して、最終的に受託自社内開発のソフトウェア企業に転職しました!

適性試験と面接について話をする前に転職時の私の知識とスキルについて紹介します。

スポンサーリンク

転職した時の知識とスキル

転職活動をしていた時の私の知識とスキルはこんな感じでした。

基本情報技術者試験の勉強を3か月程度
●HTML、CSSの基本的な部分を知ってる。
●コマンドプロンプト(Macならターミナル)で基本的な動作が出来る。
●JavaとC言語で簡単なコードを書くことが出来る。


はじめて勉強したのはHTMLとCSSでした。その後、JavaとC言語を触ってみたという感じです。

独学の期間は6か月くらいです!

適性試験の内容は?

中途採用を行っている企業の中には、適性試験を独自に行っている企業もあります。

一般的なSPIであれば試験の内容は調べれば分かりますが、企業独自の試験は内容が分かりません。

そこで、私が実際に受けた企業で実施された試験の内容についてお話します。

SPIや公務員試験の数的処理や判断推理と同じ問題が出題

企業独自のものでも、SPIや数的処理・判断推理と同じような問題が多かったです。

それに問題の難易度もかなり簡単なものでしたので、わざわざ対策をする必要はないと思います。

ただ、基本的な速さを求める計算や方程式、場合の数と確率を理解できていないと難しく感じるかもしれません。

高卒程度の公務員試験の問題よりも簡単でした。

小学校レベルの計算問題

計算問題もいくつか出題されました。

分数計算や指数計算については簡単に復習しておいてもいいかもしれません。

日本語を並び換えて不要な言葉を選択する問題

これは、日本語の主語、述語、修飾語、接続詞が順不同に並んでいてそれを並び換える問題です。

日本語が出来れば大丈夫です。笑

ちょっと迷う問題はありますが、特に問題にはならないと思います。

数列の穴埋め問題

こんな問題です。

1→2→3→□→5→6→□

答えは4と7ですね!

このように与えられた数列の規則性を見抜いて空いてる数字を埋める問題です。

簡単な問題からちょっと複雑で難しい問題もありました。

適性試験にこんな問題が出るのは、プログラミングで必要となるアルゴリズムと関連する知識だからだそうです。

2進数、16進数、10進数の変換と計算

2進数、16進数、10進数をそれぞれ変換し、計算する問題です。

この問題は事前に学習していないと厳しいと思います。私は基本情報技術者試験の勉強でやっていました。

「2の補数表現」という概念も出題されていたので、ある程度知っている人向けの出題です。

面接後に言われましたが、この出題については重要視していないようです。
参考程度に出題しているそうです。

適性試験の重要度は?

中途採用における適性試験の重要度はそれほど高くないそうです。

小学生レベルの計算が出来ないとか、数的処理や判断推理が全く出来ないなどよっぽど酷くない限りは大丈夫でしょう。

当初は「プログラムやIT関連の知識を問われるかもしれない」と思っていましたが、全然そんなことはなかったです。笑

本当に実務未経験での中途採用者向けの試験内容です。

面接で聞かれたスキルや知識はどんなこと?

前提ですが、採用する企業は「実務未経験も可」というだけで本当は経験者か情報系学部の出身者を採用したいと思っています。

なぜなら、入社後の教育コストが少なくて済むからです。

また、実務未経験であっても「プログラミングを勉強している」だけで印象がたいぶ違います。

SIerやソフトウェア会社では、Web系企業のようにポートフォリオが求められることはほぼないので、絶対にプログラミングの勉強はしておいたほうがいいです。

それでは実際に聞かれたことを紹介します!

学んだことのある言語とその特徴

これは絶対に聞かれると思います。というか、恐らく履歴書か職務経歴書にも自分で記載しているはずです。

この時のポイントですが、その言語の特徴をよく理解しておいたほうがいいです。

・その言語がどんな環境で実行されるのか?
・どんなアプリやソフトウェアに使用されることが多いのか?


これくらいは知っておいたほうがいいと思います。

そして、言語の特徴と自分がやりたい分野が一致していることが重要です。

独学での開発環境

自宅のパソコンでの開発環境についても聞かれました。

特にコンパイル型の言語を学習している場合は、何らかの開発環境を自分で構築しているはずです。

私の場合は、 Oracle VM VirtualBox で構築したローカル開発環境と総合開発環境(IDE)の Eclipse を使用していました。

VMの仮想環境を使用している場合、ちょっと深く突っ込まれるかもしれません。

あくまで独学で学習している程度なので、分からないことがあったら素直に分からないと言えばいいと思います。
知ったかぶりは1番まずい。笑

プログラムでどんなものを作ったことがあるのか?

「実際に独学で勉強したどんなものを作ったりしたの?」

こんな感じで聞かれます。私は、自分でゼロから作ったことはありませんでした。そのため、素直にこう答えました。

「実際にゼロから作ったことはありません。解説書に載っている数当てゲームや色当てゲームを学びながら作ったことがある程度です。まだ、言語のルールを理解しようとしている段階です。

どんな言語でも何かを題材として学習しているはずなので、それを答えればいいと思います。

もちろん、自分で何かを作っている人はそれを答えれば良いでしょう。

プログラミング言語に関する細かいことは全く聞かれない

面接なので、その言語の細かい構文やルールは全く聞かれませんでした。
 
たまたまかもしれませんが、30分程度の面接ではそんなことは聞かないんでしょうね。

当たり前ですが、ITに関する知識やスキルよりも「なぜ前職を辞めたのか」、「志望理由は?」などのお馴染みの質問のほうが多いです。笑

最後に

私が受けたSIerとソフトウェア会社ではこんな感じの適性試験と面接がありました。

実務未経験も可というだけあって、高度な知識やスキルについては問われませんでした。

独学でプログラミングを学習している意欲問題解決能力、そして何より情熱があれば中途採用の面接は何とかなるかもしれません。笑

この記事が参考になればうれしいです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました