【libreoffice】自動で罫線を引く方法 | 条件付き書式で設定

LibreOffice

今回はlibreoffice(リブレオフィス)を使ってデータが増えたら自動的に罫線を引く方法を紹介します。

紹介するのは次の2パターンです。
1.1つの列を基準に自動罫線を引く
2. 指定した列のどこかが埋まったら自動罫線を引く


どちらのパターンも「条件付き書式」を使用して設定します。

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1.1つの列を基準に自動罫線を引く

まずは、1つの列を基準に自動罫線を引く方法です。今回はサンプルとして、ID、氏名、所属という3項目をデータにもつ表を作成します。

範囲を指定する

条件付き書式を設定する範囲を指定します。今回は下の画像のように「B3:D12」を指定します。

※注意点
Excelではタイトル行を含んで「B2:D12」と選択してもうまく自動罫線が引けますが、libreofficeではうまく引けなくなります。データを入力する範囲のみ選択してください。(もしデータが大量にある場合は、列ごと全選択してください。その場合、条件付き書式で設定するセル位置は1行目が基準になります。)

条件付き書式を設定する

メニューバーの書式 → 条件付き → 管理を選択します。

下の画像のダイアログが表示されるので「追加」を選択します。

条件1のプルダウンメニューから「数式が」を選択します。そして隣のテキストボックスには「$B3<>””」と設定します。

この数式は「B列3行目以降が空白でないなら」という意味です。

Accentとなっているプルダウンメニューから「新しいスタイル」を選択

名前を「自動罫線」に設定
※ここは好きな名前で構いません。

タブから枠線を選択して、プリセットから4辺囲まれているものを選択
→選択できたら「OK」を押す。

これで条件付き書式の設定は終わりです。「OK」を押して編集していたシートに戻ります。

B列に入力すると自動で罫線が引かれる

こんな感じでB列にIDが入力されると自動で罫線が引かれていきます。

IDが絶対に入力されるという前提なら今回のような設定で十分です。

しかし、ID、氏名、所属のいずれも空白になる可能性があるような場合はこの設定ではうまくいきません。

こんな感じで罫線が引かれないので、次のパターンで設定する必要があります。

2.指定した列のどこかが埋まったら自動罫線を引く

メニューバーの書式 → 条件付き → 管理 → 編集を選択します。

先ほど設定した条件付き書式があるので、それを編集します。

数式を変更する

先ほど設定した数式を「OR($B3<>””,$C3<>””,$D3<>””)」に変更します。

この数式は「B、C、D列3行目以降のどれかが空白でないなら」という意味です。

※注意点
Excelの数式では「=OR($B3:$D3<>””)」と記述してもうまくいきますが、libreofficeだと意図したように自動罫線が引けません。

編集を終えたら「OK」を押して、シートに戻ります。

そうすると、下の画像のように自動で罫線が引かれているのが確認できるはずです。

以上がlibreofficeで自動罫線を引く方法です。ちょっとだけExcelとは異なる部分があるので注意してくださいね!

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