公務員が学ぶプログラミング言語！VBA一択の理由

どうも！なしざわです！
今回は、公務員のプログラミング初心者が学ぶべき言語はVBA一択だと考える理由についてまとめていきます！

近年のAI・自動化のブームや小学校でのプログラミング必修化の影響で「公務員でもプログラミングを学んでみたい！」という方は増えていると思います。

私もITエンジニアへ転職する前は独学でプログラミングを学習していました。

そんな「プログラミングを始めてみよう！」という方が最初に悩むのは、「どのプログラミング言語から始めればいいのだろう？」ということです。

学ぶべきプログラミング言語は「プログラミングで何をしたいのか？何を目的に学ぶのか？」によって変わってきます。

そこで今回はこんな感じの公務員の方を対象に紹介していきます。
・公務員でプログラミングに興味がある。
・日常業務でExcelを使用している。
・IT分野への転職は考えていない。

この条件の方に１番オススメできる言語はExcelで開発できるVBA(Visual Basic for Applications)です。

VBAを私がオススメする理由は３つあります。
１　開発・実行環境がExcelだけで完結するため
２　プログラミングの基本は押さえつつも、オブジェクト名や関数名が直感的に理解しやすいため
３　インターネットでの情報がとても豊富なため

それでは個別に紹介していきます！

１　開発・実行環境がExcelだけで完結
1. 挫折しないためには日常のちょっとした業務で使えることが大切
２　プログラミングの基本は押さえつつも、オブジェクト名や関数名が直感的に理解しやすい
３　インターネットでの情報がとても豊富
最後に
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１　開発・実行環境がExcelだけで完結

開発・実行環境がExcelだけで完結できるというのは、公務員の職場にとっては大きなメリットになります。

なぜなら、インターネットからツールやライブラリを気軽にインストールできない環境でも影響を受けないからです。また、個人のパソコン環境にも依存しないため、作成したツールはExcelさえあればどこでも使用できます。

よく比較される言語にPythonがありますが、Pythonを使う場合には実行環境を準備する必要があります。(Pythonのインストールされていない環境ではスクリプトを実行することが出来ません。そしてWindowsにはデフォルトで入っていないため、使用したいパソコン全てにインストールする必要があります。)

挫折しないためには日常のちょっとした業務で使えることが大切

VBAは理解しにくい言語ではないですが、初めてプログラムを学ぶ方にとっては難しく感じるはずです。

プログラミング学習で最も怖いのが「挫折してしまうこと」です。挫折を防ぎ、モチベーションを保つためにも、日常業務で活用しやすいことはとても大切です。

また、ExcelのVBAであればインターネットからツールやライブラリをインストールすることに嫌悪感を示す上司がいたとしても問題になりません。

業務活用へのハードルが低いことがVBAのメリットです。

２　プログラミングの基本は押さえつつも、オブジェクト名や関数名が直感的に理解しやすい

どんなプログラミング言語でも共通する変数、データ型、配列についてはVBAにも存在してます。また、制御構文(順次・分岐・繰返し)や関数といった概念も同様です。

ですので、VBAをしっかり学べば他のプログラミング言語でも共通する知識は十分に学べます。

そして、ここがポイントですが、VBAで扱うオブジェクト名や関数名は直感的に分かりやすいものです。VBAでオブジェクトとは「処理対象」のことを言います。

例としてよく使うオブジェクトを挙げると．．．
・ブック：Workbookオブジェクト
・シート：WorkSheetオブジェクト
・セル：Rangeオブジェクト

こんな感じでネットや書籍のサンプルコードを見た際にも、コードが実装している処理を比較的簡単に把握することが出来ます。

３　インターネットでの情報がとても豊富

VBAは利用しているユーザーも多いため、分からないことや実装したい処理を検索エンジンで調べればだいたい解決できます。

また、Excelという共通のアプリケーションで実行するため、環境での差異が生まれにくく、サンプルコード通りに書けばほぼ上手くいきます。

これはプログラミング初心者にとっては非常に大きなメリットです。開発をするとほぼ確実にエラーにぶつかりますが、その解決策がネット上に豊富にあり、かつ環境の差異もないのです。結果として、「エラーが解決できずにそのまま止めてしまった．．．」ということが起こりにくくなります。