
なしざわです!
今回は、自衛官との結婚について書いていきます!
「自衛官と結婚したい!」
「自衛官が婚活にいるけど、実際のところどうなの?」
「自衛官との結婚は苦労も多いらしい...」
自衛官といえば、婚活市場でも人気が高い職業のひとつですよね!
その1番の理由は「国家公務員としての安定」ではないでしょうか。
確かに自衛官はリストラされる心配もありませんし、給料も毎年確実に上がっていく社会的信用の高い職業です。
給料も「けっして贅沢はできないがお金の心配をしなくてすむ」程度には安定しています。
その一方で、一般の公務員とは違う特殊な職業でもあります。
自衛隊の主任務は国防、災害派遣、国際貢献です。そして、平時においては訓練や日常的な業務もあります。
当然、プライベートを犠牲にしなければならない時もあります。
そんな特殊な職業である自衛官との結婚について、自分なりにメリットとデメリットをまとめています!
対象は正社員としての地位を得ている陸曹・幹部自衛官が対象です!

最初は、一般隊員と幹部自衛官に共通していることについて話していきます。
メリットはどんなこと?
自衛官と結婚するメリットです!
メリットについては、一般的なイメージでだいたい合ってますね。
特別職国家公務員という安定
自衛官のメリットはほとんど全てこれに集約されるかもしれません。笑
公務員のためリストラはありませんし、自衛隊という組織が倒産するということもありません。
ケガや病気に対する休暇制度も充実しています。自衛官としての適性を失ってしまうほどの病気やケガをしない限り、退職になりません。
公務員ですから社会的な信用も非常に高いです!
住宅ローンやクルマのローンなどの審査では無類の強さを誇ります。笑
また、家族向けに用意されている共済組合の保険も充実しています。
生活のあらゆる面で公務員としてのメリットを享受できます。
贅沢はできないが安定した給料

自衛官の給料は階級×号俸で決まります。
公務員ですからすごく高い給料をもらっているわけではありません。
基本給はそこまで高くないですが、各種手当が多くつきます。この手当の種類は非常に多く、働いている地域、部隊、立場によってだいぶ変わってきます。

手当の種類と割合だけで、年収が5%~30%くらい変わってきます!
もし、パイロットや海上自衛隊で艦艇に乗っている人ならもっと高くなります。
私の例になってしまいますが、幹部で25歳、490万円程でした。
同年代の陸曹ならもう少し年収は少なくなります。
同年代の男性に比べて健康的

自衛隊では毎年、健康診断と体力検定を実施しています!
職業柄、体力は重視されるので日頃から運動をしている隊員が多いです。体育館などの施設も充実しているので、筋トレに励んでいる隊員もいます。
健康診断もしっかり管理されているので、健康的なリスクも一般男性より少ないでしょう。
そのため、同世代の一般男性に比べると筋肉質で健康的な男性の割合が多いです。

体型についてはかなり個人差もありますね...
自衛官でもだらしない体型の人ももちろんいます・笑
自衛官として身につけたことが私生活で役立つ!
自衛官として身につくことはたくさんあります!
よく「自衛官の男性は家事に抵抗がなく、手伝ってくれる」というのがありますが、これは本当だと思いますよ。笑
自衛官なら誰でも営内生活を経験します。この時は全て自分でする必要があるので、洗濯することや掃除をすることはあたりまえです。
その他にもいろいろあります。さらっと紹介しましょう。笑
クルマの運転が上手
自衛官の多くが自衛隊車両を仕事で運転しています!
仕事として自衛隊車両を運転しているので、事故や違反は絶対に起こせません。また、交通マナーにも非常に気を付けて運転しています。
もし、マナーが悪い運転をすると、すぐに自衛隊にクレームの電話がきてしまうためです。笑
仕事で運転する時には、助手席に上司が乗っている場合が多いので良くない運転をするとすぐに指導されてしまいます。
こんな厳しい環境で、しかも運転するのは大型車両が多いので必然的に運転が上手くなります。
アウトドアが得意
これも本当です。笑
陸上自衛隊なら仕事がすでにアウトドアです。笑
キャンプや登山が好きな人にとっては最高のパートナーかもしれませんね!
民間企業に比べて長い長期休暇

自衛官の長期休暇は民間企業に比べて長いことが多いです。
普段の訓練や業務で土日が潰れてしまうこともあり、長期休暇の前後に代休奨励日を設定することが多いためです。
イメージとしては、一般的な長期休暇の期間が2~3日くらい延びる感じですね。
上手く使えば、長期の旅行に行くことも可能です。
ただ、待機要員や特別勤務があるため、長期休暇の全期間を自由に休めるというわけではないです...
この辺はこちらの記事で紹介しています!
ぶっちゃけデメリットはどんなこと?
私が思う自衛隊との結婚でのデメリットをまとめていきます!
人によっては逆にメリットに感じることもあるかもしれません。笑
家を不在にすることが多い
これがデメリットととしては大きいですね。
自衛官は家を不在にすることがかなり多いです。理由は以下の4つです。
●訓練
●特別勤務
●臨時勤務
●教育・入校
陸上自衛隊の野営訓練では、3日~7日間ほどの期間が多いです。この期間は演習場にいきっぱなしになるので、自宅に帰ってこれません。
野営訓練はの頻度は部隊によって異なりますが、多い部隊なら月に2回ほどです。

月に2回、3~7日間ほど不在になるのは結構な頻度ですよね...
その他に長期の訓練もあります。数は少ないですが、1ヶ月近くに及ぶ訓練もあります。
特別勤務、臨時勤務、教育・入校
訓練以外にも不在にすることが多いです。
特別勤務なら長くても4日程度ですが、臨時勤務や教育・入校では3ヶ月ほど家に帰れないこともあります。
もちろん、土日は帰ってこれますが...自衛隊の教育期間は全国にあるので遠い場所だった場合にはなかなか帰れないでしょう。
この時期に小さい子供がいたりすると、家庭は大変でしょう。
全国異動が当たり前になりつつある

現在、自衛隊としては全国異動が当たり前になりつつあります。
異動の頻度は人によってだいぶ異なりますが、1度も全国異動しなくて済むのは難しいかもしれません。
持ち家を買うにも全国異動があると躊躇してしまいそうですね...

ただ、異動の時期は家庭事情を考慮してもらえることもあります!
ライフプランに合わせて異動すればそれほど負担にならないかもしれまん。
有事や災害派遣ではいつ帰ってくるか分からない
有事や災害派遣が起こった際には、急に集合・派遣がかかります。
その際には、プライベートのどんなことよりも優先されるのでその期間の予定は全てキャンセルになります。
また、災害派遣はいつ帰ってこれるか分かりません。
パートナーが急に長期間不在になっても困らないように、普段から準備をしておく必要があります。
官舎での人付き合いは階級がつきまとう
自衛隊の家族は官舎に住むことができます。
アパートを借りるよりも圧倒的に安いです。月1万円前後が多いと思います。
役職によっては官舎が無料の場合があります。これは嬉しいですよね!固定費の中でも高い項目の家賃がゼロ円なんですから。
しかし!この官舎、当たり前ですが自衛官とその家族しか住んでいません。
そして、自衛官には「階級」が存在します。
パートナーの上司やそのまた上司と同じ場所に住むというのは何かと気を遣う場面も多いです。

ゴミステーションの清掃や除草作業、持ち回りの当番があったりするので、そういうのが面倒な人は民間のアパートにしましょう。
幹部自衛官ならではのデメリット
幹部自衛官、なかでも防大・一般大を卒業した幹部は自衛隊のエリートです。
将来は2佐までの昇進はほぼ確定しています。給料は階級と号俸で決まるので、必然的に年収も高くなります。
そんな結婚相手としては申し分ないようにみえる幹部自衛官ですが、「幹部だからこそのデメリット」も存在しています。
紹介していきましょう!
2~3年での全国異動が必須
自衛隊の幹部は2~3年での全国異動がほぼ確実です。
これは幹部の宿命なので避けようもありません。「人事はひとごと」というように、どこに異動するのかは約1ヶ月半前の異動内示が出るまで分かりません。
「またすぐに全国異動かぁ、次はどこに行くんだろ」
こんな思いが幹部自衛官には一生ついて回ります。
家庭事情によっては、長期の単身赴任を選択せざるを得ない状況になると思います。
「全く希望してない地域にも異動する可能性がある」というのがかなりのストレスになります。

私も自衛官時代に全国異動を経験しましたが、2~3年での全国異動はやっぱり大変です...
基本的に激務(役職次第)

「幹部自衛官が激務というのは本当ですか?」
はい。本当です。笑
役職にもよりますが、基本的に激務と考えて間違いないと思います。
自衛隊には残業や時間外労働という概念は存在しませんが、多くの幹部がかなりの残業をしています。
「土日に出勤して業務をする」なんてことも幹部なら当たり前です。
そんな業務をこなしているので、どうしても「家族と過ごす時間」というのは減ってしまいがちになります。
多くの幹部自衛官とその家族が悩んでいる問題でもありますね。
精神的に潰れる
そんな激務と精神的なプレッシャーで「うつ病」やそれに近い症状になって潰れてしまう幹部も一定数います。
これは本人次第というよりは、上司の問題も大きいです。自衛隊の幹部だからといって人間性まで優れているわけではないので...
責任の重さ│常に仕事がつきまとう
幹部自衛官には部下がいます。その部下の監督責任は幹部にあります。
もし、部下が交通事故や何かしらの問題を起こしたら幹部も駐屯地にいって「調書」を作成しないといけません。
それは休日であっても同様です。
基本的に何か問題が起これば、早朝・深夜、休日を問わず駐屯地にいく必要があります。
幹部に課せられている責任は重く、プライベートを犠牲にする場面も当然多くなります。
最後に
自衛官というのは特殊な職業です。
国家公務員としての安定した地位と給料と引き換えに、プライベートでの拘束や制約が多い職業です。
今回ご紹介したデメリットを理解しつつ、ライフプランを考えることをオススメします。
今回の記事が参考になればうれしいです。ありがとうございました。
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